心因性の疾患は心身症という病気
体のちょっとした不調は、大抵ストレスと関わっています。
どんなに健康な人でもストレスがたまれば、消化器や循環器などで器質的な症状を引き起こしてしまうのです。
心因性の症状は心身症に分類されますから、一般的な内科では対処療法しか行えません。
治療を受ければ一時的に良くなっても、発症原因はそのままなので症状が繰り返し現れます。
そこで、一般内科では原因が発見できず、いくら治療を重ねても治らない場合は、心身症の専門外来である心療内科を受診してみましょう。
ストレスが引き金ならうつ病の可能性も高いため、症状が本格的に出る前に治しておくのが肝要です。
うつ病は心の風邪とも呼ばれていますが、厳密には脳で発症した心身症でもあります。
長きに渡ってストレスを受ければ、ドーパミンやノルアドレナリンなどが極端に減り、それに関わる刺激伝達が上手く機能しないことが分かっています。
つまり精神力だけでは対処できない病気ですから、医療機関での治療が必要となる訳です。